2017年02月

2013年最初のツァーは「トレントン・バイク・ツァー」です。行きと帰りにちょっと小雨が降ったものの、ツァーの間は天気はなんとか持ちました。今年もNew Jersey Transitに乗って電車で参加です。集合場所のCadwalader Parkはトレントンの駅から約2.5マイルの距離ですが、週末の早朝のためか交通量は極端に少なく、市内中心部を楽に抜けて行けました。

ツァーはスローペースの15マイル。白バイが先導してくれます。レストストップはTerraCycleというリサイクル・ファクトリー(これがまあ面白かった)とArtworks Trentonという美術館の2カ所。参加は100名くらいでしょうか。先着100人のTシャツを全員がもらえましたから。

ツァーの後、前々から行ってみたかったボーデンタウンまで足を伸ばしましたが、これについては項を改めて書きます。

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▲Cadwalader Parkでツァーの受付

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▲ツァーの開始

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▲Brunswick Avenue

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▲TerraWorks、リサイクル・ファクトリー

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▲TerraWorksの中庭で説明を受ける

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▲TerraWorksのグラフィティ

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▲North Clinton Avenue

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▲ArtWorks Trentonでレストストップ

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▲背の高い自転車。乗り降りが大変そう。

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▲シングル・スピード化した「DownTube 8FS」改め「DownTube 1FS」ですが、やはりチェーンの弛みがちょっと気になるのでリアのスプロケットを大きなものに替えてみることにしました。現在は18Tのものなので、19Tあるいは20Tのものが適当でしょう。21Tだと以前の3速と同じなので、そこまでギア比を下げたくありません。いずれにしても、実際に装着してみないとチェーンの弛み具合がどのくらい改善されるのか分かりません。

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▲eBayで探してみると、20Tというのはたくさん出品されていますが、19枚歯のスプロケットというのはあまりなくて、あってもずいぶん高価だったりします。結局アマゾンに出店しているNiagara Cycle Worksというところで19Tと20Tの両方を注文しました。

1週間ほどで届きました。早速19Tから試してみることにします。

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▲前回と同じ方法で18Tのスプロケットをはずし19Tを取り付けます。チェーンを掛けてリアホイールを装着すると、チェーンの弛みがほとんど無くなりました。写真のようにほぼ一直線です。これでパーフェクトかと思いきや、指でチェーンを持ち上げてみると真ん中付近で遊びは1 cmくらい。パンパンとは言えないまでも、ちょっとテンションが掛かり過ぎ。ペダルを回してみると明らかに抵抗があり、以前のようにスムーズに回りません。 

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▲う~ん、難しい。チェーンの長さが正に「帯に短し、たすきに長し」ですね。スプロケットは18Tに戻すことにします。2枚のスプロケットが無駄になってしまいましたが、いつか役に立つことがあるでしょう。まあ安い授業料です。

ということでスプロケットの交換は諦めて、結局テンショナーをつけることにしました。先ずどんなテンショナーが良いのかウェブで調べてみることにします。 

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▲テンショナーにはプーリーが1つのものと2つのものがありますが、2つあると何か良いことがあるのでしょうか。素人考えからすれば、余分なものがついているとノイズや故障の元になるので、1つの方がよいという気がするのですが。プーリー2枚のものではシマノAlfineのCT-S500が評判良いようです。値段も手頃だし、何といってもシマノブランドの信頼感があります。ただ、左のように写真をみるとこれはまるでディレイラーですね。これなら元々付いていたディレイラーを左右に動かないよう固定して使うのとあまり変わらないし、こういうものものしい装置を取り付けるのはどうも....。

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▲プーリー1枚のものにもプーリーに歯が有るものと無いものがあります。また、バネの力でプーリーをチェーンに押しつける方式のものと、プーリーの付いたアームをボルトで固定する方式のものがあります。どれが良いのか迷いますね。ウェブで調べてみると、外観は同じようでもプーリーの軸受けにベアリングを使っていない粗悪品もあるとかで、これは注意しないととんでもないガラクタを買わされる恐れもあります。

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▲グーグル検索でいろいろと研究した結果、DMR Bikesという会社のSimple Tension Seekerという製品が良いという記事が目立ったので、これに決めました。20ドルくらいの手軽な製品です。ちょうどeBayで安く出ていたので購入。ピッツバーグからなので2日で到着しました。 

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▲装着は簡単で、ディレイラーハンガーのところに固定するだけ。ただ、プーリーの溝にチェーンが無理なく嵌まるよう、チェーンラインを少し変更する必要がありました。再度ホイールをはずして3 mmのスペーサー2つをスプロケットの内側から外側に移します。取り付け方法にはプッシュダウンとプッシュアップがあって、下からチェーンを持ち上げるプッシュアップ方式で取り付けます。この方がチェーンがスプロケットを包み込むようになるのでベターだとか。

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▲これで完成。チェーンの弛みが取れました。機能的にどれだけ効果があるのか分かりませんが、少なくとも見た目がキリリとしまりました。チェーンがたるんでいると田舎の郵便配達さんの自転車のような、ちょっと間の抜けた感じになりますから。試乗してみるとほとんどノイズもなくスムーズに回ります。

去年の11月から始めたシングルスピード化ですが、回り道もしましたが、ようやくハッピーエンドを迎えることができたようです。
 

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▲注文したスプロケットが届きました。6個のスペーサーとロックリングも一緒に入っています。早速リアホイールに装着します。 

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▲チェーンラインが合うようにスペーサーをスプロケットの両側に入れます。スペーサーは1 cmのものが2個、5 mmのものが1個、3 mmのものが4個あるので、これらを組み合わせてスプロケットの位置を調整します。内側に1 cm、5 mm、3 mmをそれぞれ1個、外側に1 cmを1個と3 mmを2個入れました。このあたり正確に計測したわけではなくて目測です。位置を決めたらロックリングをはめ、ロックリング回しを使ってモンキーレンチで締め付けます。ホイールを装着し、チェーンを巻き付けて作業終了。 

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▲後輪回りがシンプルですっきりしました。早速試乗してみます。なかなか良い調子です。前回のようなチェーン抜けは起きません。やはりシングル・スピード用スプロケットの効果は大きいですね。 

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▲チェーンの弛みがちょっと気になります。こういう場合はテンショナーを装着することが多いようですが、ここで悩みます。余分な装置はできるだけ取り付けずにシンプルな構造にしたいし、先日ディレイラーを取り外してチェーンの動きが見違えるほど静粛になったのを経験しただけになおさらです。

スプロケットの歯の数を変えるという方法もあって、通常スプロケットの歯を1つ増やすことで約4 mmほど後輪を後退させるのと同じ効果があるそうです。チェーンを引っ張ったりしてみた感じでは、18を19か20にするくらいが良いのではないかと思います。ただギア比をあまり下げるのには抵抗感もあります。

この問題についてはおいおい考えていくことにして、シングル・スピード改造プロジェクトはこれで一応完了です。「DownTube 8FS」が「Downtube 1FS」に生まれ変わりました。

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▲シングル・スピードにしたメリットとして感じるのは、1)ギアチェンジする必要がないので心理的に楽になった。ギアアップ(ギアダウン)すべきかどうか考える必要がない。2)ギヤケーブルが最適な長さに調整されているかどうか心配する必要がなくなった。今まではチェーンが違うスプロケットに入ってしまったり、ペダルを漕ぐとゴリゴリした感じになることがよくあった。3)地面すれすれに装着されていたディレイラーがなくなったため、地表の段差などを気にしなくてよくなった。4)シフター、ディレイラー、8段スプロケットがなくなって、見た目がすっきり、シンプルで美しくなった(かなり主観的)5)取り外した部品の総重量は1ポンド10オンス(737 g)、新たに装着した部品の総重量が3オンス(85 g)。差し引き1ポンド7オンス(652 g)軽量化できた(これは客観的)。6)自転車のメカにちょっと詳しくなった。

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▲チェーンウィップが届きました。封筒を持つとずっしりと重い。計ってみると11オンス。これだけのものを逆にアメリカから中国へ送ったら送料だけで10ドル以上します。トラッキングサービスを付けて送料込み8ドルで売って尚かつ利益がでるというのは、中国の郵便料金というのはずいぶん安価なんだなと感心します。 

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▲それはさておき、開封してみるとナイフの先にチェーンが付いた、知らない人が見たら「喧嘩に使う道具か」と思ってしまいそうなしろものです。

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▲早速作業を開始します。先ず自転車のシャフトを抜いてホイールをはずしました。 

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▲さらに先日アマゾンで買ったロックリング回しをセットします。フリーハブはラチェット構造になっているので、緩める方向に回すとスプロケットが一緒に回ってしまって緩めることができません。 

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▲ここでチェーンウィップが活躍します。ブレードに付いたチェーンをスプロケットに巻き付けてハンドルを持ち、カセットが回らないようにする一方、ロックリング回しをモンキーレンチを使ってグッと左に回します。

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▲それほど力を入れなくてもロックリングが簡単にはずれました。カセットを取り外して作業が完了。ホッと一息です。 

次はいよいよシングル・スピード用のスプロケットを買わなければなりません。シングル・スピード用は16枚歯のものが多いですが、Downtube 8FSはタイヤ径が20インチの小径車なので普通の自転車とはちょっと違う。いつもよく使う4速のギアの歯を数えてみると18枚です。16枚は5速に相当するので、それでは坂を登るときにちょっと辛そう。ということで18枚のギアとスペーサーがセットになっているものをeBayで買うことにしました。$15.99で送料が$3.29です。

チェーンウィップを待つ間に、先ずディレイラーを取り外してしまおうと思いつきました。ディレイラーを取り除くとチェーンが余ってしまうので、短くする必要があります。チェーンを切った後で再度つなぐにはリンクピンが要りますが、今使っているチェーンに合うリンクピンの種類が分からないし、リンクピンは結構高価。それなら新しいチェーンを買った方がいいかもと思案していたところ、パワーリンクというチェーンを簡単につないだり外したりできる部品があることが分かりました。早速アマゾンでKMCのミッシングリンクという製品を注文。6個セットになって10ドル60セントです。ついでにロックリング回しも一緒に注文しました。6ドルです。

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▲送料無料のスーパーセイバーシッピングで注文したのに、2日後にはもう届きました。さすがアマゾン。

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▲部品が揃ったので作業にかかります。まずディレイラーを取り外しました。これをはずすと後輪回りがすっきりした感じになります。

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▲チェーンを切るにはチェーンブレイカーという工具が要りますが、幸い手持ちのマルチツールの中に含まれています。こんなおもちゃのようなので大丈夫かなと不安もよぎりましたが、一応これを使ってやってみることにします。

チェーンブレイカーのキリ先をチェーンのピンに当ててハンドルを回します。かなり固いですが、ピンの中心を間違いなく突いていることを確認しながら回していくと、ピンの頭が出て抜けていくのが分かります。頑張って回し続けるとやがてピンが完全に抜け落ちます。思ったより簡単でした。 

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▲4速のスプロケットにチェーンかけて長さを計り、もう一方のピンを同じ要領で外します。11コマのチェーンを切り取りました。

ミッシングリンクでチェーンをつないで出来上がり。ペダルを回してみると、凄くスムーズ。ディレイラーがないとこれほど静かでスムーズにまわるものなのかとちょっと感激です。チェーンが若干たるみすぎかもしれませんが、今のところはよしとします。見た目がすっきりとなりました。 

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▲早速試乗。なかなか調子がいいです。これならわざわざスプロケットをシングル・スピード用に交換しなくてもいいかも....と思った矢先、ガツン!とペダルがロックされて回らなくなりました。降りてチェーンをみると半分ほどが3速のスプロケットに入っています。何かのはずみでチェーンが3速に入りかけたものの、3速に完全に入るほどチェーンは長くないので途中でスタックしてしまったようです。手で4速側に戻そうとしても、チェーンがパンパンに張って弛みがなくなっているので固くて戻りません。ホイールを外してチェーンを4速に戻します。変速用のスプロケットはギアチェンジがスムーズに行えるようにチェーンが抜け易くできているので、やはりシングルスピード用に使うのはちょっとまずいですね。

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